top of page

おしぼりと料亭の湯殿のハーブの香り

おしぼりっていつ生まれたか。

江戸時代に高級料亭には湯殿が付いていました。お風呂がある意味娯楽であり、社交場でした。

それが高級料亭となるとあちらの方は越後屋さんの旦那さんだとか、あそこの材木問屋の跡取りだとかっていうんでサロン的なお風呂があったんです。ひとっ風呂浴びてさっぱりしてもらって、そこから飲めや歌えの宴会です。

なので湯殿があった名残で最初は料亭で手ぬぐい→からの時代がすすんでバスタオル(昔はバスタオルっていったら高級なお中元とかだったのよ~)よりはちいさめのタオル→おしぼりになったわけです。

のんとろっぽのおしぼりはすこ~しだけ香りをつけています。わかんないくらいちょっと。

食事の邪魔をしないように、でも、お仕事帰りだったり、のんとろっぽについてちょっと気分を入れ替えるきっかけにハーブとスパイスを入れています。

レモンの皮でちょっとさっぱりして、ローズマリーとクローヴは気付けにも、消化促進にも。

あとはたまにリラックス系でカモミールを入れるときもありますが、夏はさっぱり目がいいね。

じめじめ蒸し蒸しでも、のんとろっぽにいらしたら一息ついて、おいしいものたべてくつろいで元気になって帰ってくださいね、と思っています。

閲覧数:0回0件のコメント

最新記事

すべて表示

最後の食べもの 店主のひとくちエッセイ001

暑さが続くと、食欲もおちますね。      体力のためにも、おいしいものを召し上がってください。      さて、お客様とよく話題になる話ですが、      人生の最後に何を食べたい?      皆さん、楽しそうに話しています。...

Kommentare


bottom of page